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2021.01.25
骨折 ~下腿骨遠位端部骨折~
皆様、おはようございます
寒い日が続きますがいかがお過ごしですか?
公園に散歩してましたら、鷺に会いました。何だかのどかな気持ちになりました( ^)o(^ )
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

現在、色々な骨折についてご紹介しています


今日、ご紹介するのは、下腿遠位端部骨折についてご紹介していきます。

下腿骨遠位端部骨折

足関節部の骨折は、とくにスポーツ外傷で多発します。

解剖学的状態への回復に失敗すると、足関節の動揺性や、変形性関節症を残し、機能障害を生ずることもある。

下腿骨骨幹部骨折の分類

①外転型骨折(Pott骨折またはDupuytren骨折)

②三果部骨折(コットン骨折)

③内転型骨折



外転型骨折

もっともみられる果部骨折は、足関節の外転強制によって距骨が斜位となり、足関節内側の靭帯が緊張して断裂し、または靭帯が断裂しないで内果の剥離骨折を生じる。

これによって距骨はさらに外転して、外果の内面に衝突し、体重による屈折力も加わって、腓骨は外果の上方で骨折する。

そのとき、脛腓靭帯が断裂して両骨が離開し、その間に距骨がはまり込むこともある。あるいは、その靭帯が断裂せず、靭帯の脛骨付着部が剥離骨折を起こすこともある。




三果部骨折(コットン骨折)

足の外転と同時に、足関節伸展が強制されると、脛骨下関節面の前縁は距骨と衝突して骨折して、骨片は前上方に転位し、距骨は前方に不全脱臼する。

反対に足関節屈曲が強制されると、脛骨関節面後縁が衝突骨折して、骨片は後上方に転位し、距骨は後方に不全骨折する。

内、外果の骨折にこの脛骨関節面の後縁または前縁いずれかの骨折を合併したものを三果部骨折という。




内転型骨折

外転型よりまれ。

足関節の内転が強制され、外側靭帯が緊張して外果の剥離骨折を起こし、距骨の内方に移動して内果の内面に激突し内果骨折を起こす。

この骨折で、足部の回外および底屈が加わると、距骨は後方に不全脱臼し、脛骨関節面後縁に衝突し骨折する。




下腿遠位端部骨折は、骨折だけではなく、靭帯損傷、脱臼なども合併することがあります。

スポーツによる外傷が多いので、気を付けてスポーツをしてくださいね。


次回は、足・足指の骨折についてお話させてもらいますね

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