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2025.08.23
睡眠障害 ~概日リズム睡眠・覚醒障害~
皆様、こんばんわ
8月のお盆が過ぎたというのにも、まだまだ暑いですよね(*_*;
暑くて寝れないこともありますよね。寝れないと次の日にも響きます。
電気代はかかりますが、くれぐれも睡眠中にエアコン消えないようにしてくださいね。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

現在はさまざまな生活、病気ついてお話をさせてもらってます。

今日、ご紹介するのは、睡眠障害 概日リズム睡眠・覚醒障害についてご紹介していきます。


睡眠とは

睡眠の定義:脳の意識レベルが低下して、視覚や聴覚などの感覚情報が脳に認識されなくなった状態

睡眠、いわゆる眠ることにより、日中の疲労蓄積による「睡眠欲求」と体内時計に指示された「覚醒力」のバランスで形作ります。

それにより、自律神経やホルモンなど様々な生体を整え、維持します。

夢を見る「レム睡眠」と大脳を休める「ノンレム睡眠」が約90分周期で変動し、朝の覚醒に向けて徐々に始動準備を整えます。


概日リズム睡眠・覚醒障害

体には約24時間のリズムで生理機能や行動を調節する体内時計が備わっています。

体内時計が睡眠と覚醒のリズムを、地球の自転に伴う明暗周期に一致させることで、生活・社会活動が無理なくできます。

概日リズム睡眠覚醒障害は、体内時計が地球の自転による昼夜のリズムと合わなくなることで生じる睡眠障害です。

この障害により、望ましいタイミングで寝起きできなくなり、社会活動に参加することが難しくなります。


概日リズム睡眠・覚醒障害の原因

概日リズム睡眠障害の原因は、体内時計の乱れです。

睡眠・覚醒相後退障害
 極端な遅寝遅起きを特徴とします。就寝時刻になっても寝つけず夜更かしとなり、さらに起きるべき時刻に起きられず、無理に起きると心身の不調が生じます。夏休み等の長期休暇明けに出現することが多く、思春期や若年成人に多くみられます。

睡眠・覚醒相前進障害
 極端な早寝早起きを特徴とします。夕方から早晩に眠気が出現し、早朝に目が覚めてしまいます。夜の団欒に参加できず、周囲が寝静まっている内から目が覚めてしまうため、多くは家族や友人の生活と乖離が生じることに苦痛を感じます。高齢者に多くみられ、加齢に伴う体内時計の機能変化が関係すると考えられています。

不規則睡眠・覚醒リズム障害
 1日のなかで睡眠と覚醒が不規則に現れることが特徴です。典型的には4時間以上続けて眠れなくなり、日中頻繁に昼寝がみられます。一部の遺伝疾患に合併するほか、認知症やパーキンソン病などの神経変性疾患、発達障害をもつ子供に多くみられます。

非24時間睡眠・覚醒リズム障害
 毎日30分から1時間程度、睡眠-覚醒リズムが後退していくのが特徴です。本来の体内時計の周期は24時間より少し長く設定されており、主に朝の太陽光が体内時計に作用しズレを調整していますが、この同調機能が何らかの原因で損なわれ、体内時計の本来の周期に従った睡眠-覚醒リズムが現れるのが病気の本態と考えられています。患者の多くは全盲者であり、網膜が機能を失い、光が体内時計に届かないことで生じます

交代勤務障害
 夜勤などの、通常は眠る時間帯に労働することに伴って、不眠や過剰な眠気が生じるのが特徴です。

時差障害
 海外(時差地域)への渡航により、体内時計リズムと明暗周期が一致しなくなり、不眠や過剰な眠気が生じるのが特徴です。


概日リズム睡眠・覚醒障害の症状・治療法

主な症状には、睡眠の質の低下や日中の眠気が含まれ、治療法としては、生活習慣の改善や光療法が推奨されます。




1日の中の1/3は、睡眠です。1/3が乱れることにより、後の2/3の生活・社会活動に乱れが生じます。
まずは、夜中にスマホを見ない、夜更かしをしないなど、生活のリズムを正しましょう。


次回は、睡眠障害 睡眠時随伴症群 についてお話させてもらいますね。

体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927
ご来院をお待ちしております。
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