- 2025.07.25
- 睡眠障害 ~過眠症~

皆様、こんにちは
これだけ暑いと、エアコンつけていないと寝れないですよね(*_*;
睡眠がしっかり出来るできないとで、その日のパフォーマンスに関わってきます。
睡眠をしっかり理解しましょう。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
現在はさまざまな生活、病気ついてお話をさせてもらってます。
今日、ご紹介するのは、睡眠障害 過眠症についてご紹介していきます。
睡眠とは
睡眠の定義:脳の意識レベルが低下して、視覚や聴覚などの感覚情報が脳に認識されなくなった状態
睡眠、いわゆる眠ることにより、日中の疲労蓄積による「睡眠欲求」と体内時計に指示された「覚醒力」のバランスで形作ります。
それにより、自律神経やホルモンなど様々な生体を整え、維持します。
夢を見る「レム睡眠」と大脳を休める「ノンレム睡眠」が約90分周期で変動し、朝の覚醒に向けて徐々に始動準備を整えます。
過眠症
過眠症とは、しっかりと睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中など本来起きている時間帯に強い眠気が生じ、時に居眠りしてしまったり、夜間の睡眠時間が通常より長くなってしまったりする病気です。
健康な人でも日中に眠気が強まることはありますが「寝てはいけない」という意志がはたらくため、たいていの場合は居眠りを防ぐことができます。しかし、過眠症の人は通常では考えられないような場面で居眠りをしてしまったり、居眠りを繰り返してしまったりすることがあります。
過眠症には、中枢神経系(脳)の障害に伴って生じる“中枢性過眠症”と、
睡眠障害などにより睡眠の質が落ちることによって生じる“二次性過眠症”があります。
中枢性過眠症
中枢性過眠症とは、中枢神経系(脳)の障害に伴って生じる病気です。
主な中枢性過眠症は以下のとおり
ナルコレプシー
通常は眠ることがない状態で、強い眠気や突発的な居眠り(睡眠発作)が生じる病気です。居眠りは数分から十数分程度で、目覚めはすっきりとしています。
そのほか、喜怒哀楽などの強い感情が芽生えた際に急に四肢・体幹が脱力したり(情動脱力発作)、寝付くときに金縛りにあったり、現実と夢の区別がつかないような感覚を覚えたりすることもあります。
思春期頃に発症し、症状が持続することが一般的です。
特発性過眠症
症状はナルコレプシーと似ていますが、眠気はより持続的で、居眠りの時間が1時間以上と長く、目覚めた後もすっきりしない傾向にあります。情動脱力発作や、金縛りは原則として生じません。寝起きが悪い、頭痛、起立性調節障害、失神など、自律神経症状が生じる人もいるほか、睡眠時間が10時間以上必要となるタイプの人もいます。
発症時期を特定することが難しい病気で、通常は症状が持続しますが、時に自然に治る例もみられます。ナルコレプシーよりはまれな病気です。
クライネーレビン症候群
“反復性過眠症”“周期性傾眠症”などと呼ばれることもあります。強い眠気や夜間の睡眠時間の延長が生じる時期(傾眠期けいみんき)が年に数回~時に10回以上現れますが、それ以外の時期には症状がありません。傾眠期は数日から数週間続くことが一般的で、その時期は食事や排便以外はほぼ眠り続け、食欲や性欲が強くなったり、抑うつ状態を示したりする人もいます。
比較的まれな病気で、10歳代に発症する傾向にあります。男女比では、男性に多くみられます。
二次性過眠症
二次性過眠症の原因となる主な病気は、以下のとおり
閉塞性睡眠時無呼吸
眠っている間に呼吸が止まったり、止まりかけたりすることを繰り返す病気です。呼吸が止まる(止まりかける)度に無意識の覚醒が生じるため、睡眠の質が下がります。また、呼吸量が少なくなることによって血液中の酸素が減る分、より多くの血液を循環させるため心臓の負担が増加します。その結果、高血圧が生じ、心筋梗塞や脳梗塞、突然死のリスクが高まります。多くはいびきを伴い、同居家族が病気に気付きますが、寝ている間の無意識の出来事なので、本人に自覚がないことがほとんどです。
レストレスレッグス症候群
“むずむず脚症候群”とも呼ばれ、足がむずむずし、安静を保てなくなる病気です。特に夕方から夜に症状が強くなり、特に眠るために床に入ったときにもっとも強まることから、うまく寝付けなくなるほか、途中で目覚めた際に再度寝付きづらくなるため、睡眠の質が下がります。
周期性四肢運動障害
睡眠中に四肢の片側もしくは両側が無意識にピクピクと動く病気です。四肢のピクつきに伴い、無意識の覚醒が生じることにより、睡眠の質が落ち、二次性の過眠が生じます。寝ている間の無意識の出来事なので、たいてい本人に自覚はありません。レストレスレッグス症候群と合併する傾向があります。
日中に寝てしまう人は、ただの睡眠不足ではないかもしれません。
寝落ちが多い人は、一度、しっかりと調べるほうがいいかもしれませんね。
次回は、睡眠障害 睡眠時無呼吸症候群 についてお話させてもらいますね。
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
まずはお電話を 058-213-7927
ご来院をお待ちしております。
これだけ暑いと、エアコンつけていないと寝れないですよね(*_*;
睡眠がしっかり出来るできないとで、その日のパフォーマンスに関わってきます。
睡眠をしっかり理解しましょう。
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。
現在はさまざまな生活、病気ついてお話をさせてもらってます。
今日、ご紹介するのは、睡眠障害 過眠症についてご紹介していきます。
睡眠とは
睡眠の定義:脳の意識レベルが低下して、視覚や聴覚などの感覚情報が脳に認識されなくなった状態
睡眠、いわゆる眠ることにより、日中の疲労蓄積による「睡眠欲求」と体内時計に指示された「覚醒力」のバランスで形作ります。
それにより、自律神経やホルモンなど様々な生体を整え、維持します。
夢を見る「レム睡眠」と大脳を休める「ノンレム睡眠」が約90分周期で変動し、朝の覚醒に向けて徐々に始動準備を整えます。
過眠症
過眠症とは、しっかりと睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中など本来起きている時間帯に強い眠気が生じ、時に居眠りしてしまったり、夜間の睡眠時間が通常より長くなってしまったりする病気です。
健康な人でも日中に眠気が強まることはありますが「寝てはいけない」という意志がはたらくため、たいていの場合は居眠りを防ぐことができます。しかし、過眠症の人は通常では考えられないような場面で居眠りをしてしまったり、居眠りを繰り返してしまったりすることがあります。
過眠症には、中枢神経系(脳)の障害に伴って生じる“中枢性過眠症”と、
睡眠障害などにより睡眠の質が落ちることによって生じる“二次性過眠症”があります。
中枢性過眠症
中枢性過眠症とは、中枢神経系(脳)の障害に伴って生じる病気です。
主な中枢性過眠症は以下のとおり
ナルコレプシー
通常は眠ることがない状態で、強い眠気や突発的な居眠り(睡眠発作)が生じる病気です。居眠りは数分から十数分程度で、目覚めはすっきりとしています。
そのほか、喜怒哀楽などの強い感情が芽生えた際に急に四肢・体幹が脱力したり(情動脱力発作)、寝付くときに金縛りにあったり、現実と夢の区別がつかないような感覚を覚えたりすることもあります。
思春期頃に発症し、症状が持続することが一般的です。
特発性過眠症
症状はナルコレプシーと似ていますが、眠気はより持続的で、居眠りの時間が1時間以上と長く、目覚めた後もすっきりしない傾向にあります。情動脱力発作や、金縛りは原則として生じません。寝起きが悪い、頭痛、起立性調節障害、失神など、自律神経症状が生じる人もいるほか、睡眠時間が10時間以上必要となるタイプの人もいます。
発症時期を特定することが難しい病気で、通常は症状が持続しますが、時に自然に治る例もみられます。ナルコレプシーよりはまれな病気です。
クライネーレビン症候群
“反復性過眠症”“周期性傾眠症”などと呼ばれることもあります。強い眠気や夜間の睡眠時間の延長が生じる時期(傾眠期けいみんき)が年に数回~時に10回以上現れますが、それ以外の時期には症状がありません。傾眠期は数日から数週間続くことが一般的で、その時期は食事や排便以外はほぼ眠り続け、食欲や性欲が強くなったり、抑うつ状態を示したりする人もいます。
比較的まれな病気で、10歳代に発症する傾向にあります。男女比では、男性に多くみられます。
二次性過眠症
二次性過眠症の原因となる主な病気は、以下のとおり
閉塞性睡眠時無呼吸
眠っている間に呼吸が止まったり、止まりかけたりすることを繰り返す病気です。呼吸が止まる(止まりかける)度に無意識の覚醒が生じるため、睡眠の質が下がります。また、呼吸量が少なくなることによって血液中の酸素が減る分、より多くの血液を循環させるため心臓の負担が増加します。その結果、高血圧が生じ、心筋梗塞や脳梗塞、突然死のリスクが高まります。多くはいびきを伴い、同居家族が病気に気付きますが、寝ている間の無意識の出来事なので、本人に自覚がないことがほとんどです。
レストレスレッグス症候群
“むずむず脚症候群”とも呼ばれ、足がむずむずし、安静を保てなくなる病気です。特に夕方から夜に症状が強くなり、特に眠るために床に入ったときにもっとも強まることから、うまく寝付けなくなるほか、途中で目覚めた際に再度寝付きづらくなるため、睡眠の質が下がります。
周期性四肢運動障害
睡眠中に四肢の片側もしくは両側が無意識にピクピクと動く病気です。四肢のピクつきに伴い、無意識の覚醒が生じることにより、睡眠の質が落ち、二次性の過眠が生じます。寝ている間の無意識の出来事なので、たいてい本人に自覚はありません。レストレスレッグス症候群と合併する傾向があります。
日中に寝てしまう人は、ただの睡眠不足ではないかもしれません。
寝落ちが多い人は、一度、しっかりと調べるほうがいいかもしれませんね。
次回は、睡眠障害 睡眠時無呼吸症候群 についてお話させてもらいますね。
体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
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