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2019.12.03
東洋医学 ~正経十二経脈 手の厥陰心包経~
皆様、こんにちは
12月になり、ついに今年も1か月を切りましたね
よい年でしたか?
あと、ひと頑張りしましょう
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

今は、東洋医学についてお話させてもらってます

前回は東洋医学の「経絡」というものがあり、その主となるものが、十二経脈(正経)であることをお話ししました


今日、ご紹介するのは、十二経脈(正経)の9つ目、「手の厥陰心包経」です

手の厥陰心包経とは

手の厥陰心包経は、乳中から始まり、脇を通り、上肢の前面中央を下り、掌を通り、中指橈側で終わる、流注です。

胸中で足少陰腎経の脈気を受けて起こり、心包に属し、横隔膜を下って上脘穴、中脘穴、陰交穴の部で三焦を歴絡する。その支なるものは、胸を循って腋下に出て、上腕内側の肺経と心経の間を行き、肘関節(曲沢穴)に入る。前腕内側の中央を行き掌中(労宮穴)に入り、中指の端(中衝穴)に出る。その支なるものは、掌中より別れて薬指の端(関衝穴)に出て手の少陽三焦経に連なる。

1.天池 (てんち)
取穴部位:乳中穴の外1寸で第4肋間

2.天泉 (てんせん)
取穴部位:腋下横紋の前端から、曲沢穴に向かい下2寸

3.曲沢 (きょくたく)
取穴部位:肘窩横紋上で、上腕二頭筋腱の尺側

4.郄門 (げきもん)
取穴部位:大陵穴から曲沢穴に向かい上5寸

5.間使 (かんし)
取穴部位:大陵穴から曲沢穴に向かい上3寸、橈側手根屈筋と長掌筋の間

6.内関 (ないかん)
取穴部位:大陵穴から曲沢穴に向かい上2寸、橈側手根屈筋と長掌筋腱の間

7.大陵 (たいりょう)
取穴部位:手関節前面横紋の中央、橈側手根屈筋腱と長掌筋腱の間

8.労宮 (ろうきゅう)
取穴部位:手掌部にあり、第3指と第4指を屈しその指尖の当たるところの中間、手掌で第3・第4中手骨間

9.中衝 (ちゅうしょう)
取穴部位:中指橈側爪甲根部、爪甲の角を去ること1分、中指の中央




次回は、「十二経脈(正経)」の一つ、手の少陽三焦経ついてお話しますね

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