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2022.02.20
軟部組織損傷 ~外反肘、内反肘~
皆様、こんばんわ
今年は本当に寒い日が続きますね(*_*;
なのにコロナの事もあり、風邪もまともに引けない(;'∀')
体調管理、頑張ってしましょうね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

現在、軟部組織損傷についてお話をさせてもらってます

今日、ご紹介するのは、外反肘、内反肘についてご紹介していきます。

外反肘とは

腕をまっすぐに伸ばしたとき、肘のところから上腕に比べて前腕が外側に反っている状態、変形を、外反肘といいます。

正常の肘は約10°の外反しているが、それ以上に外に反っています。

男性より女性のほうが外反・過伸展が強い。

外反肘の原因

ほとんどが、上腕骨の下端の外側でおこった骨折(外顆骨折)の後遺症が原因です。
この部分での骨折は、骨が成長していく先端の部分である骨端線にかかるために、変形がおこりやすいのです。

外反肘の症状

外反肘が強い場合は、成長とともに、肘の内側を走っている尺骨神経がしだいに引っ張られて、尺骨神経遅発性麻痺になりやすい。
 尺骨神経麻痺がおこると、小指にしびれや痛みが生じ、小指を伸ばすのが困難になったり、握力が低下したりします。

外反肘の治療

変形が強いときは、上腕骨の肘の部分で変形を矯正するように骨を切って(骨切り術)、鋼線やねじ釘で固定します。
尺骨神経麻痺があるときは、神経を周囲から剥離して、引っ張られないような場所に移します。


内反肘とは

腕をまっすぐに伸ばしたとき、肘のところから上腕に比べて前腕が内側に反っている状態、変形を、内反肘といいます。

正常の肘は約10°の外反しているが、それ以上に内に反っています。

内反肘の原因

ほとんどは、上腕骨の下端での骨折(顆上骨折、通顆骨折)の後遺症です。
骨折の整復が不完全なときや、骨折が骨の成長していく部分である骨端線にかかったときに、おこりやすいものです。

内反肘の症状

変形は、肘を曲げたときにはあまりはっきりしませんが、手のひらを上にして、肘を完全に伸ばすと正常な肘と比べるとはっきりします。
軽い変形では、日常生活に支障をきたすことはありませんが、変形が強くなると、美容上の問題とともに、肘の曲げ伸ばしが完全にできなくなることがあります。

内反肘の治療

弯曲の角度が20度以上で生活に支障があるとき、また美容上、本人が希望すれば手術を行ないます。
手術は、骨折後1年以上たってから行ないます。
手術は、上腕骨の肘の部分で変形を矯正するように骨を切って(骨切り術)、鋼線やねじ釘で固定する方法がとられます。



患者様でも外反肘、内反肘の方がいますが、子供の時の骨折時でなりやすいので、覚えてない方が多いです。
しかし、スポーツなどをやる際に痛みやすい肘なので、気をつけましょう。



次回は、テニス肘についてお話させてもらいますね

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