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岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野　有高です。

現在、軟部組織損傷についてお話をさせてもらってます

今日、ご紹介するのは、頚椎部の神経損傷についてご紹介していきます。



頚椎部の神経損傷

頚部に働く強大な外力や持続的な外力、または、上肢・肩甲骨の強制運動や圧迫により、頚椎部の神経損傷を招きます。

腕神経叢、頚神経叢、頚髄が損傷します。


外傷性腕神経叢麻痺

腕神経叢とは

腕神経叢は、頚部から出る神経Ｃ５、Ｃ６、Ｃ７、Ｃ８、Ｔｈ１の前枝により形成され、分岐、合流し、幹、索、束を形成し、肩甲骨周囲筋へ運動枝を分岐して各末梢神経に分かれてます。

外傷性腕神経叢は

損傷高位により節前損傷（根引き抜き損傷）と節後損傷に大別され、

麻痺型により上位型、下位型、全型に分類される。

全型が一般に多く、下位型が少ない。

全型は節前損傷の占める割合が多く、上位型では節後損傷が多い。

発生機序

交通事故とくにオートバイによるものが多く、高所からの転落、労働災害、リュックサック、不良肢位、切創、刺創、手術なども発生する。

症状

損傷された神経と一致した部位に知覚麻痺と筋麻痺が起きる。



外傷性腕神経叢は、回復するのに１年半ぐらいかかりますが、保存的治療で自然回復します。
しかし、節前損傷（根引き抜き損傷）のように損傷の仕方によっては、予後が悪い場合もあり、手術が必要な場合もあります。

事故なので、頚部を打ち、手の痺れ、感覚がおかしい場合はすぐに診てもらうようにしましょう。


次回は、分娩麻痺についてお話させてもらいます

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