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2020.12.14
骨折 ~大腿骨骨折 遠位端部骨折~
皆様、おはようございます
今週は、寒くなるらしいですね
遂に本格的、冬到来!!!
車の運転には十分気を付けてくださいね
岐阜市六条東にある鍼灸接骨院、
ながの鍼灸接骨院の院長、長野 有高です。

現在、色々な骨折についてご紹介しています


今日、ご紹介するのは、大腿骨遠位端部骨折についてご紹介していきます。

大腿骨遠位端部骨折

大腿遠位端部骨折は、大腿骨骨幹部骨折に比較して発生率は低いですが、関節部の骨折のため注意が必要です。


大腿骨遠位端部骨折の分類

①大腿骨顆上骨折

②大腿骨遠位骨端線離開

③大腿骨顆部骨折

④内側側副靭帯付着部の剥離骨折


大腿骨顆上骨折

発生機序

直達外力

交通事故やスポーツ外傷で、大腿骨下部に強度の衝撃が加わり骨折

介達外力

骨粗鬆症である高齢者が、膝を屈曲して転倒したときなどに起きる。

症状

大腿遠位部の腫脹著明、変形、下肢短縮が認める。
膝窩動脈、神経が圧迫、損傷されることも
また、靭帯や半月などの軟部組織の損傷を合併することもあります。



大腿骨遠位骨端線離開

多くは8~10歳の小児に発生し、小児は靭帯組織が弾力性に富み強靭であるため、弱点部の骨端軟骨の離開が生じやすい

発生機序

交通事故、スポーツ外傷、高所よりの転落など

症状

膝関節部を中心に著しい腫脹と疼痛

疼痛のため膝関節の運動が出来ない

転位が強ければ著しい変形



大腿骨顆部骨折

大腿骨顆部骨折は関節内骨折であるため、可動制限、内・外反変形、膝動揺性などの関節機能障害を残しやすい

分類

外顆骨折

内顆骨折

外顆後端骨折

発生機序

直達外力は膝関節鈍角位で、介達外力は膝関節伸展位で強力な軸圧が加わった時

症状

膝関節部の関節血種、腫脹が高度

外顆骨折は外反膝、内顆骨折は内反膝を呈する

関節包や靭帯断裂をすると関節の動揺性、関節半月の損傷を伴う



内側側副靭帯付着部の剥離骨折

発生機序

膝関節部の外転、外旋の強制により発生

症状

限局性圧痛

膝関節の側方動揺性が見られる




大腿骨遠位端部骨折は、関節に近いため、靭帯や半月板、神経なども損傷しやすいです。
骨折だけではなく、軟部組織も損傷してないか確かめましょう


次回は、膝蓋骨の骨折についてお話させてもらいますね

体に違和感があるなと思ったら、一人で悩まず、
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